中々寝付けず目を閉じればあの時の光景が目に浮かび深くため息をついた祐也は結月を起こさぬよう携帯を開いた。
そこには他の従業員たちからのメールが沢山送られてきていた...



出だしは皆、同じ内容からはじまり...社長からはしばらくそっとしといてくれと言われたんだが、大丈夫か？と祐也を心配する内容だった...




誰一人と自分を責めるヤツが居ない事が、祐也にとって逆に心苦しく思えた。
こんなとき、何やってんだお前はと叱ってくれそうな斎藤さんは自分のせいで警察に捕まっているのだ...




誰にも返信する事が出来ず居たたまれなくなった祐也は寝室を出ると一人...真っ暗なリビングで酒を飲み頭を抱えていた...