あっという間に正月休みも終わり新年を迎えまた変わらぬ毎日に戻る。
祐也は久しぶりに仕事着に着替え初日は朝からの出勤となった。



結月に送り出され皆眠そうな顔で事務所にあつまる。
新しく年を迎えた初めての仕事は事務所の清掃だった。



社長(やーやー皆おはよう！明けましておめでとうございます！毎年恒例の大掃除だ！皆しっかりやってくれよっ！)



朝からテンションの高い社長は従業員たちを振り分けさせた。
祐也と吉田さん、そして村上の三人は事務所の下にある車庫、つまりは社長の車や工具などが整理されている場所の掃除となった。



他の皆もそれぞれ事務所や会議室、トイレと振り分けされ、雑巾やモップを手にだるそうに配置についた。



吉田( 休みはどうだった？楽しかったか？ )



祐也(まぁボチボチっすね。 )



一人歌いながらモップをかけている村上の隣で吉田さんは窓拭きをしながらにやついていた。



吉田(いいなぁ... やりまくりじゃねーか。 )



祐也( そんな事したらあいつ壊れちゃいますよ。 )



吉田( なんだお前っ！ 毎晩抱いてんのにまだたんねーか！)




祐也( 俺の性欲無限大なんでっ！)



吉田( 若いっていいなぁ〜。セフレ作れよ。)




祐也( いやー無理っすよ。他の女はちょっと... )



吉田( 俺なんか女いても遊んでたけどな〜。 )



埃かぶった工具や発電機を雑巾がけしながら祐也は雑巾をしぼった。




村上( うわ〜きったね〜！ )



吉田(お前真面目に掃除しろよ！ )



村上(寝不足なんすよ〜。俺〜。)



祐也(知るかっ！ )