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37章:christ
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37章:christ
従業員たちと話し合い忘年会の日程は25日のクリスマスに決定した。
入籍の日に祝ってあげたいというのが皆の希望で決定したためだ。
社長は照れながら頭をかき従業員たちがあつまる事務所で書類を製作していた。
社長( 俺は嬉しいけどなぁ。皆予定ないのか?家族いるやつもクリスマスに飲み会なんて嫁さん怒るんじゃねーか?)
従業員(大丈夫ですよ社長。みんなで決めたんです。当日にしましょうよ!)
社長(しかしなー。祐也はどうだ?結月ちゃんオッケーしたのか?せっかくの夜なのによぉ。)
祐也(大丈夫ですよ。あいつも楽しみにしてくれてますから。)
社長(そーかー?じゃ25日で決定するか?)
従業員(イエーイ!! )
皆手を合わせるとそれぞれ事務所をあとにし帰宅していった。
冬場は日がのぼるのが遅い為、帰宅時間はまだ暗く恐ろしく寒かった。
凍える手をあたためながらマンションに帰宅する。
都会の冬はこんなに寒かっただろうか...
祐也(ただいま...。 )
寒がりな彼女はまだ寝ているらしく玄関の灯りだけが灯され部屋は真っ暗だが床暖房だけはつけていてくれた。
祐也(あったけ〜。 )
寝室をあけると彼女は爆睡していた。相変わらず一人で寝てる時はひどい寝相だ。
キッチンに用意してあった祐也の飯をあたためるとリビングのソファーに座りたべはじめる。
どこのCMもクリスマスの音楽が流れていた。
結月(おかえり〜。)
目を擦りながら眠そうに地べたに座る結月は寝起きからタバコを吸っていた。
祐也(ただいま。寝てていいぞ?)
結月(う〜ん。)
そう言って冷蔵庫からサラダを出してくれた。
祐也(ありがとう。)
結月(お風呂ためようか。つかりたいでしょ。)
祐也(そうだな。)
そういってバスルームに向かうと水の流れる音が響いた。
結月(お休みなさい。)
祐也(あっ?ねんのか?)
結月(寝る。)
一礼すると再び寝室に戻ってしまった。
祐也(マイペースだな...。 )
服を脱ぎ捨てあたたかいお湯につかると一気に体の疲れがとれる。
年末の忙しさもだいぶ落ち着き明日からは結月との時間もとれるだろう。
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