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23章:healing
すっかり太陽は登り複雑な心境でマンションに向かう。
叔母さんともうまくいかず一人ぼっちの彼女を救ってあげられる人はいなかったのだろうか...
未開封のメールを見ると沢山の名前がかかれていたため、他にも心配している友人も沢山いるだろう。
彼女の孤独な闇は思っていたより深そうだ。
家族の葬儀にも出れなかった彼女は、未だに現実を受け止められずにいるのだろう...
結月が昔住んでいた家の鍵を財布に入れマンションに到着するとドアを開けた。
結月(おそーい!!どーしたのこんな時間までー!)
祐也(悪い。やっとおわったよ。心配したか?)
出迎えてくれた結月を抱きしめる。前ほどせっぱ詰まった感じではなさそうだ。
結月(携帯電波入らないの!どこにいたの?)
祐也(えっ? あぁ少し現場田舎だったからな。)
結月(早く寝ないと。)
祐也(そうだな。ありがとう。)
優しく口づけをすると子供のような笑顔をみせる彼女を今すぐにでも抱きたかった。
しかし数時間後には仕事の為、そそくさとシャワーをあびるとベットに横になった...
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