18章:revenge (7/8)

祐也( 社長... すみませんでした！俺、何も知らなくて... 本当にすみません。)



社長( 謝られる覚えはねーよ。東京で会社始めて、潰して、千葉で再出発できたから、優子とも出逢えたんだしな！)



祐也( ゆっ優子？？ )


何か聞いた事があるなと頭をくねらした。
ふと店の看板を思いだし社長に目線を送ると、


社長はにやけ顔で小指を立てた...




古い。表現の仕方が...



ものすごく古い。



社長( 復讐なんか考えるな。潰されれば潰されたほうにも原因がある。目をつけられれば目をつけられたほうにも原因がある。わかってるな？)



寺田に対する怒りを沈めようと頭では考えながらそれでもイラつきを消せない祐也に、社長は大きな声をだした。



社長( 祐也、忘れるな！お前にはもう守らなきゃならない存在がいるだろう！俺みたいに失ってからじゃ遅いんだからな！)