好きでもない女を
抱くのは辛い…。

好きでもない女と
くちづけるのは嫌だ…。

自分が自分じゃなくなって
頭がおかしくなる。

下半身だけに集中して
適当にやりこなす。

仕事だから仕方がない。

男だから多少は平気。

でも、俺も男だから
いい女を見ると本能が騒ぐ。

永遠の愛を誓った。

愛しい妻に
可愛い子供達。

でも、また出逢って
彼女に身を委ねた。

いじらしく俺に抱かれる
もがく姿が可愛くて
内臓の奥が疼いた。

蠢く力に勝てず
仕方ないと
自分にいい聞かせ
俺は逃げた…。

もう、
女に翻弄されるのは嫌だと。



最後の女にしよう。

小さな体を、
ねじらせ善がる姿を
共に感じる夜。



俺は他に
夢なんて見せる暇はない。

こんな俺に
夢なんてみせられない。

それでも俺は彼女を守る為に
夜に生きるしかない。



夜に酔い
勝手に夢見る女達。



でも、俺も男…。

本能に勝てない時もある。