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4章:心の鬼
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「三上さん、遠藤さんから電話が入ってます。」
「あれっ、私の携帯は電源がおちたままだ。」
「三上さん、遠藤です。高田さんが戻ってきました。」
「本当。それで元気なの?かなちゃんは?」
「かなちゃんも一緒です。2人とも元気です。」
「そう、それなら良かった。今、2人はどうしてる?」
「疲れてるみたいで、私の部屋で寝ています。」
「何か話をしてた?」
「いえ、高田さんは何も。」
「無理に聞かなくても良いよ。とりあえず、ゆっくり休ませてあげて。」
「はい、わかりました。三上さんは、いつ帰ってきますか?」
「明日、なるべく早くに帰る。必ず、いなくならないように遠藤さん頼むね。」
「はい、わかりました。」
「斉藤さん、高田さん戻ってきたみたい。」
「そうですか、それは良かった。高田さん今まで何をしていたんだろう。」
「まあ、本人が話をするまで憶測は止めよう。」
「それで明日の予定はキャンセルしますか?」
「相手に失礼だし、予定はちゃんとこなそう。」
「はい。」
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心の殺人者 ©著者:夢幻
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