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2章:心の澱 (2/64)

夫に急に話が有るから、早く帰ってくるように言われた。

その日は海外からの賓客が夜来日する為、アテンドを任されており帰りは深夜になることを伝えた。

夫は、少し寂しそうにわかったとだけ言った。

私は、明後日必ず早く帰ってくることを伝え夫に了承を求めた。

それが私と夫が話をし、顔を見た最後になった。

私と夫が高校生の時から付き合い、かつ10年に及ぶ婚姻関係の事実上の最後の日になった。

なんとなく昨日の夫の表情が気になり、賓客のアテンドを終え自宅に急いで帰ったが、自宅が違和感でいっぱいだった。

よく家の中を見ると玄関に飾られていた私と夫の写真、夫が大事に飾っていた絵画、いや夫の靴も服も無くなっていた。

空き巣に入られた?ならば何故夫のもの、痕跡だけが無くなる。

唯一、夫の痕跡と言えば見慣れた字で書かれた封書がリビングのテーブルの上に置かれていた。
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心の殺人者 ©著者:夢幻

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