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27章:アサイラム? (1/1)

27章:アサイラム?

「ねえねえ、アサイラムって知ってる?」


アイツがおれにそんな質問をなげてきたのは、パリが秋の色に染まり始めた頃だった。


アサイラム?


アサイラムって…??

「中森明菜の確か、5枚目のalbumに入っててさ。意味は…?」

「意味は…?」

「意味は、精神科病院の閉鎖病棟のこと、なんだってさ」

「それも、モトカレ 情報?」

「違う。自分で調べたわ。自分に
直接関わりのあることだから」

「えっ、関係した?入院したことあるの、そう言いう病院?」

「あるわ。モトカレは未だにその病院の保護室という名前の独房の中にいるは、もし未だ生きてればね」



オレは、素直に自分の精神科体験、入院歴をアイツに全て打ち明けてはいなかった。

それがその後の別離の原因の一つになろとは。

そして、オレ自らが精神障害者であることを隠して生きようとしてきたことが、自分を狭く苦しい場所へどんどん追い込んでいた、今はそう思う。

でも、自分が精神障害者って「告白」しにくい、勇気ないんだよね、弱い自分…(T ^ T)

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カフェ ド パリに酔い痴れて ©著者:化狸狂頭

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