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17章:ジヴェルニー…クロード=モネの館 (1/2)

17章:ジヴェルニー…クロード=モネの館

アイツと行った、パリ郊外の村・ジヴェルニーにある、あの印象派の画家クロード=モネが暮らしたあの村の《モネの館》をもう一度見に行こう…オレは急にそんな気になった。


貧乏画家のモネは、恋人との間に子供が授かったけれど生活が苦しく、その苦しみから逃れようとセーヌ川に身を投げて自殺をはかったのだとという。





しかし、いのちを落とすことなく
助かってしまったのだけれど。。



それは幸運なのか、或いは不幸なことなのか…



☆ ☆


ジヴェルニーのモネの館のあの池に今、モネが美しく描き出した『睡蓮』の絵のように、本物の睡蓮はこの季節でもまだ、花を咲かせているだろうか?


白、黄色、そしてピンク


睡蓮の花の「花言葉」は何だっただろう…「突然の別れ」、違うだろうな、まさか、まさかねッ!






アイツと二人、高速道路でパリから片道二時間弱ほどのジヴェルニーの村の『モネの館』を見学しに、バスツアーをしてからどれくらい経っただろう?


あの時、こんなパリ郊外の田舎の村、こんなにのんびりした、のどかなところで、アイツとずっと一緒に暮らせたらどんなに幸せだろうな、そんな淡い人生への期待感を抱いた自分は、余りにも幼なすぎたのだろうか…

運命の女神は決して優しくなんかない…そんなことは今までに、いやというほど身にしみていたオレだったけれど。。。






マルメラ・・・マルボロ メンソール ライトを吸うアイツの姿をこの眼で見たい、せめてもう一度だけ…



あのパリ郊外のジヴェルニーのモネの館の睡蓮の池のほとりで、一人たたずみマルメラを吸うアイツに、再び逢えるなどという偶然を願うのは余りに、ムシが良すぎるだろうか?


それとも……
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カフェ ド パリに酔い痴れて ©著者:化狸狂頭

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