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5章:嫌いなこと、それは放置されることだとアイツは言った (1/2)

5章:嫌いなこと、それは放置されることだとアイツは言った

『お願い、ぐるぐるに束縛してよ、ぐるぐるにね!』

そうアイツはいった。

『そんなにぐるぐるにしちゃったら息が出来なくなるだろう?』

『そんなの平気。何でもないわ』



いつもフェラガモの香水・インカント シャインを香らせ、マルボロの煙草を手離さず、そして少し酒乱気味のアイツ…



『でも息が出来なくなると死んじゃうよ』

『死んだとしたって、あたしきっと生き返ってみせるわ、絶対に』

『死からの復活、まるでイエス・キリスト(笑)』


『そうよ、あたしはキリストよ』


『でもキリストって男なんですけど(笑)』

『…………」







放置されるのが嫌いで、いつも束縛されることばかり願うアイツ。


愛っていったい幾らで買えるの?とオレに突然、愛の値段を尋ねてきたアイツ。。


どうしたら愛を手に入れられるのかがいまだに分からず、捨て猫のようにひとり寂しく荒野をさまようアイツ。。。







美しい女…それは罪ではない

美し過ぎる女、それが罪なだけだ


『いま、あたしのこと考えてたでしょ。わかるんだなぁ(笑)』



そうアイツは、時どき人の心の中も読む。

あーあ。

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カフェ ド パリに酔い痴れて ©著者:化狸狂頭

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