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7章:彼のキモチ
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大野さんは今の仕事が嫌いだ。
金に狂ってる女の子を見るのも、身体を売って大金稼ぐ女の子を見るのも大嫌いだった。
そして、女の子を買うお客さんのことも嫌いだった。
汚い、卑怯、クズ、ブサイク、最低、あいつらは人を蹴落とすことしか考えてない、今日仲良しでも片方が売れたら 明日からは敵になるような最低なやつら...etc
いつも酷い言葉で罵っていた。
本人には言わなかったけど。
そんな彼がどうして、幹部なんかやっているのか...。それは私にもよく分からない。
えみりには腐らないでほしい
普通の女の子でいてほしい
仕事が終わって一緒に帰るときに、いつも言っていたことば。
その度に大野さんの手を握って、私は大丈夫だよ。と答えていた。
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だって私のこと好きデスヨネ。 ©著者:えみりん
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