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11章:武笠の決意
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11章:武笠の決意
【武笠佑介】
俺にとって最後の戦い
12月24日の美咲選手との試合で長いようで短かったボクサー人生が終わっちゃうんだよな〜
一度は総合格闘技の夜王ボンバイエにも出場したけれど、ボクサーである以上自分のファイトスタイルを貫いてきた。
やっぱり俺はボクサーなんだよな。
ボクサー人生を全うしたい気持ちと菜月への気持ち
2つの想いが俺の心を熱く燃やしている
酒井さんや野口さんから少し冷静になって考えてみて、俺のボクシングのスタイルを少しだけ変えればもっともっと強くなれるとは言われるけどさ〜
そんなことは俺が一番わかっているし、酒井さんや野口さんの気持ちはとてもありがたいですけれど…
だけど俺は自分のスタイルでボクシング人生を全うしたいんです。
現役の時にもジムの会長やトレーナーにもさんざん言われてきたよ。
「おまえはもう少し頭が柔らかかったら日本チャンピオンくらいにはなれるんだけどな。」
って。
普段は感情を表に出すことすらも恥ずかしくって周りから無口でクールな人だと思われているけれど、ガムシャラに前に出て打ち合うボクシングスタイルだけが心の中の全ての気持ちを表に出せる唯一の表現手段なんだ。
例えば俺が周りの人に言われるままにアドバイスを受け入れて器用なボクシングをやろうと思えば出来ると思うし、もしかしたら日本チャンピオンになっていたのかもしれない。
だけど自分の感情まで殺して、唯一の表現手段までも殺してしまうなんて俺が生きている意味さえなくなってしまうよ。
ボクシングをやっている以上はそれなりの証を残したいけれど、唯一の表現手段を殺してチャンピオンになったとしても、それは俺がチャンピオンになったとは言えないし心から喜ぶことはないだろう。
もう少しだけでも器用に生きれたら俺の人生も全然違っていたんだろうな〜
だけど俺は後悔してないし、不器用だけどこんな生き方も嫌いじゃない。
だいぶ遠回りしたけれど、俺が不器用だったからこそ菜月という素敵な女性に出会えたんだから!
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ボクサーでホストだった男の詩 ©著者:南月☆Dieち
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