「お前ら、このまま店が潰れても良いのか！」

オーナーの野太い声が店全体に響き渡った。

「警察なんて入らねーよ。摘発されてる店は大陸系の店だけだ。

日本人の店が捕まった例なんてないぞ。

もっとサービス良くしろ。

服は白衣からキャミソール短パンに変更する」

「捕まらない保証なんてあるんですか」

亀山は嗚咽を漏らしながら言った。

亀山のその白く乾いた頬には大粒の涙が溢れ落ちていった。

「俺が全部責任取るから」