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2章:入院生活 〜保護室〜 (4/10)

病室と喫煙室の行き来しかする事が無いけど、いちいちもらいに行かなきゃいけないのが面倒で、1日10本も吸わなかった。

吸う度ではないが、例の若い女性にはよく覗かれていた。

ある日その女性に話しかけられた。

自称美容師の黒ちゃん。
彼女にはオーラが見えるらしい。
何でも私のオーラの色がグレーだから、すぐにお祓いをした方がいいらしい。
お礼にタバコをくれればいいと黒ちゃんは言う。
しかも、吸いかけのタバコを。

彼女は1日3本しかタバコが吸えない。
患者間でタバコをあげたりもらったりは禁止されている。
だから吸いかけのタバコをそっと渡してくれれば見つからないと黒ちゃんは言っていた。
もし見つかれば、昼間の扉が解放されなくなるらしい。

お祓いなんてしてもらわなくて良いし、タバコをあげて見つかったら私まで罰を受ける……
断りたい……



私 『お祓いをして下さい。』
断る事が怖かった。
彼女の焦点が合っていない目が本当に怖かった。

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閉鎖病棟 ©著者:maru

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