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3章:2014年7月7日 (12/12)

「お父さん、奥さん達と今後どうするか考えていますか?」


担当がパパに聞くと


「できれば別居したいと思っています」


「離婚を考えているってことですか?」


「妻には苦労をかけたと思っていますから、悪く言いたくはないです、その辺は2人で話あってゆくつもりです、それに別居してメイを引き取るにも私は夜勤と昼勤の交代ですので昼間いないときにメイの面倒がみれません」


パパはママを責めなかった


私達家族はママの実家で生活をしていたのでパパはいつも窮屈そうな態度であったと思う。

それにママも同じく肩身の狭そうな日々を送っていた。


ママはパパと知り合ってから1度も仕事をしたことがない

よく、おばあちゃんとそのことで喧嘩していた。


「それなら試験的にですけど1度戻られたらどうでしょうか?」


「でも、それではまた同じことになります!」


「我々はお父さんが昼間働いているときはサポートチームがご自宅を積極的に伺います、それから学童に通ってもらえるように話をすすめておきます、その前にお母さんを児相に呼ぶので3者で取り決めをしていきたいと考えてます、どうでしょう?」


「約束してください、私がダメだと判断したらメイを保護してください!時間は少しかかりますけど、そのときは交代勤務をやめます」


こうして後日話し合いの上、私はあの家に戻ることになった。







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亡霊 ©著者:天羽凪

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