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9章:私の価値。
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9月に入って、学校も再開。
また、多忙な日々が始まった。
長続きするバイトがしたくて、その辺の居酒屋で働いてみたけど忙しすぎて見事に断念。
周りの友達は割と裕福層で、仕送りや家賃などをもらっていたり、バイトをしている子はほとんどいなかった。
むしろ課題がありすぎて、そんな暇ない。
働く方が無理だった。
だからやっぱりたどり着くのは、短時間高収入。
ヘルスにもまた疲れてしまった私は歌舞伎町のキャバで週末だけ働いてみることにした。
金曜に学校終わってそのまま出勤、違法営業で5時まで頑張って、フラフラで帰って寝て
夕方起きてまた出勤、フラフラで5時に終わって帰って起きると日曜の夕方……
全然休んだ気がしなかったけど、メリハリがあって楽しかった。
風俗のお客さんも以外と来てくれた。
こういうところで着飾ってるのがいい!!といってくれて、毎週来る人もいて有り難かった。
りょうちゃんとの時間は中々優先できなくて、それでも文句ひとつ言わなかったりょうちゃん。
私の生活の事をわかってくれて、体の心配をいつもしてくれてた。
私も時間が作れない代わりにお弁当を毎日作ったり、モーニングコールしたりしていた。
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