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7章:別れ。
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服飾系でも割と課題の少ない科にいたけれど、売るのは好きでも作るのは好きじゃない。
裁縫は苦手でボタンしかつけられない。
そんな私を助けてくれたのはクラスの友達だった。
周りの子は皆んな高校で縫製の授業をとってたり、自分で作ってネットショップを立ち上げていたり、得意な子ばかり。
りょうちゃんは私よりはできるけど、得意ではなかったから
私の家に来て一緒に課題をやったり、手伝ってくれた。
二人でいると安心した。
渚「ねぇーこれわかんない。
りょうちゃん、どうやるの?」
りょう「どれ??
あ、こうじゃない?ここをさ、こうやって」
渚「え、どこ?」
顔を上げた瞬間、りょうちゃんの指が私の唇にあたって目が合って、二人とも止まった。
心臓が高鳴った。
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