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7章:別れ。
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3月に入り、東京で一人暮らしを始めた。
ひろきくんには、やっぱり同棲したい、離れていたくない
そう言われていたけれど
私にもうその選択はなかった。
引っ越して二回目にヒロキ君が泊まりに来た時に、別れを告げた。
セックスの途中で涙が止まらなくなって
もう過去のことに苦しむのが嫌になって
サヨナラした。
「もう終わりにしよう。」
ヒロキ君は別れたくないと言っていたけど
最終的に頷いて帰っていった。
別れた後も何度か東京に出てきてくれてご飯に行ったり
お互い結婚したら報告しようね!なんて
笑って言えるようになった。
ひろきくんからは今でもたまに、
「渚ちゃんはやっぱり俺にとっては忘れられない人だ。
夢に出てきて、次の日彼女に渚ちゃんの名前呼んでたって不機嫌になられたこと何回もある(笑)」
そんなメールがきた。
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