二年生になり､何気ない毎日がはじまり､坂下を相変わらず思い続けては､叶わない恋に疲れていた｡


冬になる｡




マラソンの季節だ｡


後ろの席の女の子と仲良くなる｡


名前は菅原瞳｡

あだなは菅ちゃん｡


黒髪ショートのウルフヘアーでつり目で､化粧が濃い女の子｡




マラソン一緒に走ったり､プリ帳見せ合ってワイワイしたり｡


席が後ろなので､自然に仲良くなった｡


坂下くんとは進展ないまま三学期が終わり､春休みになった｡


家の勉強机でボーっとケータイいじってた私｡


〜


ケータイ着信音が鳴った｡


菅ちゃんだ｡


私『もーしぃ?』


菅ちゃん『まなみぃ!今何してる??』


私『今家でなんもしてへん』


菅ちゃん『今から出てこれへん?合コンあるんやけど､女子メンバーの一人が風邪でこれへんくなって…』


私『え今からやんな?あたしすっぴん…』


菅ちゃん『お願いまなみ様…時間ゆっくりでいいから』


私『どーしよ…』

菅ちゃん『お願いまなみぃ…一生のお願い』


私『わかった…どこに何時?』


菅ちゃん『ありがとう助かる１０時に●●駅で…』



…なんて都合いい私…