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1章:穴蔵…閣下
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閣下の手が私の足先からゆっくりと
胸に向かってくる
「はぁ…少女の身体は美しい」
そう何度も何度も言いながら
制服と下着にハサミを入れ切っていく
靴下だけの状態になると
閣下は椅子に座り私を真下から見上げていた
「閣下…腕の血が止まってしまいます…どうか下ろしてください」
「俺さぁー
北京ダック大好きなんだよね
作り方知ってる?」
私の言う事なんて聞こえていない
閣下にとっては歩いて踏みつけるアリと私は同じ
「確か油をかけるんだよね
でも本当にかけたら死んじゃって俺が怒られるから…」
穴蔵にも決まりはルールはある
・顔に跡を残さない
・骨折箇所への仕打ちは避ける
・殺さない
顔は生活に支障が出る上虐待等と疑われるのが面倒だから
骨折箇所へのというのは
形が変わっては売り物にならないからだろう
殺さない…そのままです
閣下は部屋の角に置かれたバケツの中身を
私にかけ始めた
中身はロウ
SM用等だとあまり熱くないらしいんだけれど
閣下特製の本物のロウ
熱くて堪らない
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!!」
「凄くいい声で鳴くね」
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