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19章:〜結束と一人芝居〜 (10/10)

『あのね、私の想像だけかも知れないけど、神崎さん、ミュウには多分何もしないと思うんだよね。確かにミュウのバイトは予め知ってたと思うけど』

と言うとキラも言った。

『しないって言うか、出来ないんじゃないかな?』

トッシュが不思議そうにキラを見る。

『ミュウさ、全部態度に出ちゃうだろ?だから、変な事できないんだよ』

とキラが言うとザムも納得した様に

『だな、ミュウの口に戸は立たないからな』

と半分皮肉る。

『当たってる。だってあの子ったら神崎さんと初対面の時、学校やらジュピターの事やら、何でも喋っちゃったもん、昔からそうなのよね。悪気は無いんだけど、言わなくて良い事もみんな正直に言っちゃうのよ』

と、時計を見る。何時もなら、もう帰宅する位の時間になってた。

『私ちょっと家に電話して来る』

そう席を立ち、入り口の所に設置された公衆電話に向かった。


♪〜♪〜♪〜♪〜♪!

〔はい、桜木です〕

出たのは妹だった。

『りか、ママは?』

すると妹はそれに答えず

〔あ、お姉!お姉今日、白いリボンだよね?!〕

ん?なんだいきなり……

『うん、そうだけど、それがどうかしたの?』

〔あのね、今もうパパ寝てて、ママお風呂中なんだけど、電話があったの、変な男の人から。お姉の学生証拾ったって!でね、預かってるって。赤いリボンの方ですよね?って言われたから、きっと何か勘違いしてんのかと思って(姉のリボンは白です、多分それ姉じゃないです)って言ったら電話が切れた〕

『なによそれ?それに何でその人家の電話番号知ってんのよ?!』

私はビックリして妹を問い質す。

〔お店の人に教えて貰ったんだって〕

背筋が凍る。きっと一昨日と同じ人物だろうし、恐らくは神崎だ。

『あんた、その電話の事ママに言った?』

〔まだ……これから話す〕

『話さなくていい』

〔ん。じゃ、博文ちゃん…〕

『……………』

仕方ない。

『あ、今夜ね、一人暮らしの【{女の子}のお友達】が具合悪くしちゃって、看病してあげなくちゃいけないからお泊りする。だから明日渡す』

〔ん、了解。ママには一人暮らしの部屋に外泊するって伝えればいいんでしょ?〕

『違う!【{{女}}の友達】が【具合が悪くて】【{{看病の為に}}】外泊するの!』

〔………結局外泊じゃん〕

『…………』
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鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)

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