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17章:〜怪文書〜 (2/10)

 オールした。言い訳考えた。取り敢えず、朝一で里美に電話を借りた。里美が上手い事を言ってくれた。

〔私一人暮らしなんですけど、昨日、具合悪くしちゃって、一晩付き合って貰っちゃったんです。すみませんでした〕

と言う事で、取り敢えずお咎めには至らなかった。それでも敢えて、三人が出掛けた後に帰宅した。

それにしても、英里子は相当の狸なのか、私が鈍感なだけなのか、全然判らなかった。でも、一つだけハッキリしてきたのは、キラはもう疑わなくても良いのかも知れない。

もし、私とキラの仮説通りだとしたら、神崎のパフォーマンスの可能性は高まった。

部屋でジャージに着替えてると、電話が鳴った。時計を見る。ちょうどキラが家に着いた頃だ。

今日も私は奇妙な姿で電話に向かう。

上はジャージで下は……

しかし、今家には私だけ。

『お待たせしました、桜木です』

〔りぃ?俺だ、今家に着いた。トッシュから留守電来てたんで折り返したんだけど、案の定、早速トッシュの所に動きが遭った〕

『トッシュ?ドッペルゲンガー?』

〔それがそうじゃないんだ。朝起きたら窓に手紙が挟まっていたらしい。差出人は【鏡の中の貴殿】とあるみたいなんだ。でな、トッシュも今日授業無いらしいんだけど、それを見せたいって言ってる。りぃ、出て来られるか?〕

一晩寝てない。しかし、こんな話しを聞いてしまうと絶対に眠れない。

『行く!何処?』

〔田嶋町〕『了解』

〔今から大丈夫か?〕

『もうお店開くもんね』

〔うん、あと15分で〕

『じゃ、ちょっとシャワーだけ浴びさせて。開店から30分後で良い?』

〔あぁ、先に俺達店の中に居るよ〕『解った』

私は部屋に行くと、即効着替えを用意し、シャワーへ。洗うべき所だけ洗うと、サッサと部屋に戻り、髪を乾かして着替えた。

自転車、とも考えたが一晩寝てなくて帰りが辛くなりそうだったのでタクシーを喚んだ。

 ファミレスの駐車場には、キラのロードバイクと、トッシュのマウンテンバイクが在った。

『ちょうど800円ね』

そう言われ、千円札を出しお釣りを受け取ると、車を降りる。店のドアを開けると、スタッフがやって来たが、開店早々でまだ客も少なかったので、案内を断って一人でキラ達の所に行った。

『おはよう、悪かったな。夕べオールだったんだって?』
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鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)

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