夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
11章:〜抹消と死〜
(9/9)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
私、居ないじゃん………
なんで?!こんなにも近くで覗いてるのに!つか、何が映ってるのよ?!
びっしょりに濡れた表面は、歪んでモノを映すから、何が映ってるのか良く判らない。でも、歪んで映るにしても、こうして鏡と睨めっこをしてるのに、私の顔のどの部分も映ってない!
私は気味が悪いのと、怖いモノ見たさで確認したいのとで、脱衣所に行き、ランドリーバスケットの中からタオルを取り出すと、鏡を拭こうと浴室に戻る。そして、鏡の表面の水を綺麗に拭き取った。
私が居る。うん、確かに紛れも無く私が居る。私は私なんだけど………あんた、誰?
何故、服を着てる?
何故、髪束ねてる?
何故、化粧してる?
なぜ?!
鏡に映った私は、一瞬目を合わせ私に笑い掛けると、見る見る内に、鏡の奥底に吸い込まれて行った。
そして、そこには極当然の事として、今の私の不様な状態が映し出されてた。
でも、でも確かに今、私が居た。私が私を見て笑ってた!
私は誰?そして何処に消えた?
きっと気のせい。そう、今日は早朝から授業あったし、バイト先ではあの神崎と遭遇するし。どうかしてるんだ。
とにかく、もう寝よう。
そう自分に言って聞かせると、私は脱衣所で簡単に髪を乾かし、部屋に行った。
妹はまだ起きてるのか、部屋には明かりが点いていた。何か暗記でもしてるのか、ぶつぶつと念仏を唱えてる。出来るだけ刺激を与え無い様にそーっと部屋のドアを開け、そーっとドアを閉めると、サッサと内側から鍵を掛けた。
部屋の明かりは点けず、そのままベッドの枕元のスタンドを点ける。そして、南に面した窓のカーテンを閉め、ベッドに上がる。
ベッドの横の出窓からは、艶やかな月明かりが差し込んでいた。
何故か、その月明かりをずっと眺めていたくて、その出窓のカーテンはそのままにしておく事にした。
今夜も奇妙な夢を見るんだろうか?
そんな事を思いながら、瞼を閉じる。疲れてる。本当に疲れた。体が鉛の様に重い。やがてがて、私は明るい世界に辿り着いた。
すぐ傍には机があり、その隣に本棚がある。そして入り口のドアを挟んだ向こう側には、白いドレッサーが在った。何だかとても懐かしい光景だ。やがて、頭上ではGZwwwwww〜!!
煩い!!
私は慌てて目覚ましを止める。なんの事はない、自分の部屋だった。
<前へ
85 /406
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.