夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
10章:〜割れた鏡〜
(3/12)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
店の駐車場には、土曜日と言う事もあり、かなりの車が停まってた。
『1350円ね』
タクシーの運転手にそう言われ料金を支払うと、車を下りて店に向かう。
久々に、石の扉を開けると、英里子がやって来た。
『いらっしゃい……あ、りぃちゃんお疲れ様』
『ご無沙汰しててすみませんでした』
そう言うと
『試験お疲れ様』
と言われた。取り敢えず、カウンターに行き、中のスタッフに挨拶すると、更衣室へ。
更衣室の扉を開けると、一ヶ月前と何かが違ってる。
何だろう……
と、良くよく考えると、まずはロッカーの位置が反対になっていて、今迄奥の壁際にあったのに、手前の壁際になっている。
そして、ドレッサーの位置が、部屋の一番奥に。
しかも、ドレッサーが新しくなっていて、今迄の三面鏡では無く、一面鏡。その隣には、大きな三面鏡の姿見があった。
『失礼しまーす』
バイトのアキがやって来た。
『あ、おはようございます。ね、前のドレッサー、どうしたの?』
髪を後ろで束ねたアキは、私より一つ年下の専門学生。
『あ、あのドレッサーは、突然割れちゃったんですよ』
突然【割れた】?!
『何かがぶつかって割れたって事じゃなくて?』
『そうなんです。いつもの様に、里美さんが此処の掃除をしていたんですけど、ドレッサーの鏡を磨いてたら、突然割れたんですって。しかも、ヒビが入ったんじゃなくて、破片が飛び散って、里美さん、頬に傷を負ったんです』
『え〜?!』
『もう間一髪って感じでした。だって、あとほんの少しズレてたら、目の中に飛び込んでいたかも、って場所でしたから』
怖い。しかし、鏡が弾けたと言う事なのか?
『それ何時の事?』
『まだ一昨日です。そしたらオーナーが、いずれにしても姿見は必要だからって、このドレッサーと姿見をすぐに用意して。ここ、身嗜み煩いから』
鏡が割れた。
私は験を担ぐ事無ければ、おまじないも信じるタイプでは無い。だから、例え鏡が割れたと聞いても普段なら、単なる劣化と考え、特に気にも止めないのだが、割れた鏡が鏡だし、そもそも弾けて破片が飛んで来た、なんて事は普通有り得無い。
『じゃ、里美さんどうしてるの?』
『一応病院に行って、縫う迄はいかなかったみたいなんですけど、場所が場所なんでお休みしてます』
<前へ
67 /406
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.