夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
10章:〜割れた鏡〜
(11/12)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
『神崎さん、どうかしましたか?具合でも?』
すると神崎は急に作り笑顔になって
『あ、いや何でも無いです。すみません、少しぼんやりしちゃってまして、失礼しました』
そう言うと、少し焦り気味に肉を切り、口に入れる。
『美味しいですねぇ』
そう言ったが、やはり様子はおかしかった。
やっとキラも徐に肉にナイフを入れる。
『キラ、どうしたの?お肉好きでしょ?』
『うん……』
キラは生返事だ。
『ね、じゃその里美さんも同じだったって事?』
ミュウが、お冷やに口を付ける。
『うん、英里子さんがそう言ってた』
私はバスケットのパンを取る。
『風水って、あのドクターナントカのヤツだろ?』
とザムもお冷やを飲む。
『今、流行ってるみたいだよな』
トッシュは、付け合わせのジャガ芋を、フォークで崩してる。
『そうそう、香港はね何でも風水で決めるって聞いたよ。大企業迄風水で、位置や場所を決めるんだって』
ミュウは意外と雑学が豊富。
私は占いも特に関心ないし、方位だの何だのも良く解らない。
でも、その風水を用いた所で、結局同じ事が起こったのだ。
ミュウもキラの様子が気になるのか、料理を口に運びながら、キラを見つめてる。
シルバーを皿の両端に置き、バスケットのパンに手を伸ばしながら
『キラ、どうしたのよ?あんたがステーキにしたいって言ったからみんなでそうしたんじゃん。もっと美味しそうな顔してよ、美味しいんだから』
しかしキラはやはり
『うん』
と一言。
その様子に、ザムもトッシュも顔を見合わせる。
そこに、英里子がやって来た。
『お食事中本当ごめんなさい』
とみんなに言うと
『りぃちゃん、本当に怪我してない?大丈夫?』
と聞いた。
『はい、大丈夫です』
と私が言うこと
『じゃ、やっぱりアキちゃんかなぁ』
と言う。
『どうしたんですか?』
と私が聞くと、
『ん、ちょっと鏡の破片に………あ、ごめんなさい、お食事中にする話じゃ無かったわ』
と言うと
『今お冷やお持ちしますね』
と言ってカウンターに向かった。
英里子が何を聞きたかったのかは勿論すぐに判ったが、しかし私は無傷だし、恐らく英里子も無傷な筈。
でも、その事を考えるとまた、整理が着かなくなりそうだった。
<前へ
75 /406
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
鏡からの使者 ©著者:Jude(ユダ)
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.