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5章:初めてのお客様 (11/11)

…。


「ごめんね…」


ぼんやりして動くことのできていない私に相原さんが謝ってきた。


謝られるようなことはされてないのに。


当たり前のことをされただけなのに。


本当に私、
どうしょうもない。


プルルル


こんなタイミングで残り10分を知らせるコール。


私達は着替えを始めた。


「相原さん…
せっかく指名してくださったのに、ごめんなさい。」


後悔と罪悪感でいっぱいだ。


私が謝ると、
笑顔で答えてくれた。


「本当に大丈夫だから!すごく楽しかったよ。僕こそお仕事初めての女の子に対して強引すぎたね、、。嫌だったよね…
また来てもいいかな?」


え、
どうして…
どうして…そんなに優しいの。


こんな私のためにまた来てくれるの…?


また涙がこみ上げてきて、
気づかれぬようにこらえながら、


「はい。
またお会いしたいです。
今日は本当にありがとうございました。」


精一杯の笑顔で言った。




ソープに入って初めてのお仕事。


この日のことは一生忘れられない。


そんなふうに思った。
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リセット ©著者:あおい

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