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82章:〜縁(えにし)〜 (1/18)

82章:〜縁(えにし)〜

生まれ出流魂は、その親を選べない。

そんな説の反面

子は選んでそこに来る。

とも言われてます。

たった一度、一夜限りと割り切ったつもりだったそこには、気付き得なかった縁が有りました。

それを繋いだのは、生まれ出流その魂だったのかも知れません。

戦争を挟み、もう、過去の事と、記憶の海馬の奥深くに葬った筈の事実を、魂達は記憶していたのです。

難病故に、その短い生涯に終止符を打たれたその魂は、打たれたのではなく、自ら打ったように思えました。

と或る高僧と位置付けせてさ戴くに相応しい、和尚様が仰いました。

血を分かち合った者は、何時か必ず、再会する。

それが、現世での事なのか、後世での事なのか、はたまたあの世での事なのか。

こんなご経験は有りませんか?

初対面の方なのに、何処か懐かしく、お会い出来た事に、ただそれだけに、躍動的な感情ではなく、静かな、穏やかな安堵感に浸る。

きっとそれが、魂の求めてた縁なのかも。

今回のお話は、大学を卒業する時に、現地を訪れる事になりました。

詳しい場所を申し上げる事は、やはり、控えさせて戴きたいのですが、私達が訪ねた時には、澪の描いた、親子3人のスケッチが、石碑に彫られてました。

ですが残念な事に、震災に見舞われまして、今現在、そのお寺自体が、随分様変わりしてしまったと、人伝に聞きました。

余談ですが、お寺のお庭には2種類の温泉が、湧き出したらしいんです。

元々温泉地でしたが、お湯は1種類だけ、しかも、お寺には湧いてなかったのですが。

何とも言えません。



こちらにも、新しい栞を戴けてます。

ありがとうございます。

不思議倶楽部のノートは、結構有りますので、烏滸がましくも、大まかなカテゴリーでリクエスト戴ければ、ご期待に近付ける話を探させて戴きます。




ではでは


お付き合い下さい(o^∀^o)
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