夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
4章:〜消えた写真〜
(6/7)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
晃久達は一瞬、このバイカー達も、あの雷族と同種なのか、そう思った。加山にはそれが伝わったのか、こう話し出した。
『自分達はこんなナリをしてますが、全員将来は寺の住職になります。今は好き勝手させて貰ってますが、大学を卒業した後は、修行僧となるつもりでいます。歴史を閉じる集落と、そこで永眠した魂に、手を合わせたくてやって来ました』
彼等は並んできちんと立ち、晃久達を柔らかな眼差しで真っすぐに見る。
『じゃ、あれかい、あんたらの家はお寺なんかい?』
三吉の言葉に加藤が代表して
『はい、そうです』
と言うと、他の面子も黙って頷いた。
その、慎ましく謙虚な態度に、晃久も利一も感銘し、晃久が言った。
『偶然俺達も、そこに行くつもりだったんだ』
『じゃ、同行させて頂け無いでしょうか。お邪魔になる様な事は極力避けますので』
『勿論、こちらからもお願いしたい』
そう利一が言うと、5人は揃って『ありがとうございます』と頭を下げた。
『しかし、そろそろ日が沈むけど、大丈夫かい?』
晃久の言葉に
『大丈夫です、ご迷惑にならない様に走りますから』
と一番背の高い乾が言った。
車列は、RX-7を先頭に、バイクのトップは加山、次に小柄な津田、少し体格の良い瀬古、一番大人しそうな矢崎、そしてラストが乾。
『俺達もなるべく後ろには気を付けるつもりだけど、途中、道路に涌き水が流れてる場所が数ヵ所ある。君達、山道の経験は?』
『全員あります』
『じゃ、もし何かあったら、遠慮無く知らせてくれ』
利一がそう言うと、それぞれに返事をし、一礼してヘルメットを着けた。
『また、いつでも寄っとくれ』
三吉夫婦に見送られて、晃久達は粂田を目指した。
暫くはほぼ直線が続くのだが、やがて三差路の角のガソリンスタンドが見えて来た。晃久がゲージを見ると残量はあと半分。
『どうするかなぁ……』
『一応入れとけば?』
その利一の提案を、晃久は受け入れる事にし、左にウィンカー出した。すると、10㍍近く車間を開けていた加藤もウィンカーを上げる。どうやら気づいたらしい。
狭いスタンドには、車一台と、バイクが溢れた。バイカー達は七草に入る前に補給していた。
やがて、7の腹を満たすと、6台は峠道に入った。
『後ろのバイク、かなり馴れてるみたいだな?』
利一が関心してる。
<前へ
22 /31
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
右側の集落 ©著者:Jude(ユダ)
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.