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34章:と、ある日の出勤日23:00
この日もバタバタと接客をしていたらあっという間に上がり時間になった。
23時少し過ぎてから本田さんを送り、私は待機席に荷物を取りに行った。
待機席には私のヘルプの女の子が二人と新人のミキさん、レギュラー出勤の女の子が二人、携帯電話をいじったりしながらそれぞれの時間を過ごしていた。
私『お疲れ様〜』
ヘルプの子『ナオさん、お疲れ様です。今日もありがとうございました。』
私『こちらこそありがとう!
これから掃除なの?家は大丈夫?』
ヘルプの子『はい、大丈夫です。今日は上の子達がいるから。』
この時にいた二人のヘルプの子達は私のヘルプ兼、閉店後の店の掃除として雇われていた。
勤務時間は私の出勤に合わせてヘルプとして18時から23時、それから閉店後の掃除をする為に終電間際の0:30までとなっていて、時給は1200円だった。
二人共がシングルマザーだ。
夜の仕事で時給1200円は決して高くは無いが、キャバクラで働ける程若くも無くて、家事や育児に手間が取られるので同伴やアフターなんかの営業に時間を掛ける事が出来ない彼女達の場合、指名を取らなくても待機カットも無い時給制は好都合との事だった。
1人の子は昼間はガソリンスタンドで働き、もう1人の子は歯科助手として働いていて、夕方からはこの店のヘルプのバイトというハードな生活をしていた。
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