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33章:と、ある日の出勤日PM6:00
vividも2ショットキャバクラだ。
本田さんはvividに通ってたのか。
お気に入りがいるんだとしたら、私は少し様子を見た方が良さそうだな。
少し前の章でも書いたが、お客さんにとっての一番のお気に入りになる必要は無く、二番目でも三番目でも指名で通ってくれたら私はそれで良かった。
ただ、一番には一番の、二番には二番の役割があると思っていたので、自分が何番目なのか出来れば知っておきたく、会話から糸口を見出だそうとしていた。
私『vividって大通り沿いにあるお店ですよね?私、この店の面接に落ちたらvividに面接に行こうと思ってたんですw』
私『vividってどんな感じですか?女の子は若い子ばかりですか?お客さんの入りはどうなんでしょう?混んでるんだったら移籍しようかなw』
本田さんがどの程度vividに通っているのかを確認する方法として、私自身がvividで働いてみたいと思っている振りをした。
ストレートに『vividに良く行かれるんですか?お気に入りはいるんですか?』と聞くと、反射的に『たまにしか行かないし、お気に入りも特にいないよ。』と答えてしまう場合が多いだろう。
間接的に聞く事で、糸口は見付かりやすくなる。
本田さん『vividもナオ位の年齢の子が多いよ。店はここよりは大丈夫広いし、客入りもあちらの方が多い。ただ、vividは音楽がうるさくてなあ。会話もままならないよ。』
私『そうなんですか。うるさすぎるのは嫌ですね。女の子はどんな衣装を着てますか?』
本田さん『衣装はマチマチだよ。裸みたいな格好の子もいるし、ドレス着てる子もいるし。私が入っていた子はドレスが多かったよ。』
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