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32章:と、ある日の出勤日PM5:00
と、ある日の出勤日
ヘルス時代に大変お世話になっていたお客さんの松本さんから久し振りに連絡を貰い、今何をしているの?と聞かれたので、セクキャバで働いていると答えたら外回りついでに店に寄ってくれるとの事だったので同伴する約束をしていた。
待ち合わせ当日に突如、
『急だけど部下も連れて行って良いか?』と松本さんから聞かれたので、『勿論!』と気軽に答えたのだが………………
約束の時間に約束の喫茶店に着いた私は、久し振りに会う松本さんの変わらない姿に笑顔を浮かべ、次の瞬間、笑顔が凍りついた。
松本さんの隣に座っていたスーツ姿のサラリーマンが部下のはずだが、
その部下が私の良く知っている人だったからだ。
部下らしきその男性も私の姿を確認後、明らかに動揺した表情を浮かべていた。
私は久し振りに会う松本さんに声を掛けるより先に隣りの部下に話し掛けた。
私『どうゆう事?何で古谷さんがここにいるの?』
古谷さん『あ……お、お久し振りです…』
古谷さん『松本部長の知り合いの女の子って…………』
松本さん『何だお前も知り合いか?お前はどこの店で知り合ったんだ?』
松本さんもすっとんきょうな声をあげた。
私『出会い妻ですよ。古谷さんは出会い妻の副店長ですよ。』
松本さん『は??え??まさかお前が紹介したいって言ってた店って出会い妻の事だったのか?』
古谷さん『はい、実はそうなんです。』
松本さん『参ったなあ!まさかお前があの店の副店長だったとはなあ。俺もあの店には何度か行った事はあるけど、ナオと知り合ったのは違う店だよ。』
私『…………………………………』
こんな偶然がまさか起こるなんて。
そして、2年前の事を思い出して怒りに震えた。
私『古谷さん、店長は今どうしてるんですか?お金返して下さい。』
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