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30章:と、ある日、翔さんと食事 (1/3)

30章:と、ある日、翔さんと食事

この日、私は仕事が休みだった。


何度も誘われていた事もあり、
翔さんと食事に行く約束をしていた。


待ち合わせは平日の19時


私が行きたがっていた焼き肉屋→Barがこの日の予定だ。


翔さんは某企業で業績を上げ、そこそこの地位にいる方だ。


そこそこの地位にいるお客さんに限って名刺をくれる。

翔さんの名前をネットで検索したら、沢山ヒットした。


見た目も端正な顔立ちで、もう少し若ければイケメンと呼ばれる部類。


若い時はモテただろうなあ…。


数年前まで社内不倫をしていたと話していた。派遣の子に手を出したらしく、会社の給湯室で立ちバック
で………と聞いて、いかにも翔さんらしいなと内心私は爆笑していた。


駅で待ち合わせていたのでキョロキョロ探していると、近付いてくる翔さんの姿が見えた。


私『お疲れ様〜』

翔さん『お疲れ様です。』


翔さんは基本、無口だ。
だから、私からガンガン話し掛ける位が丁度良い。


翔さんは無口ではあるけど、お酒が入ると少し陽気になり、そしてお酒が大好きなので、飲みながら話を聞く事が好きだと言う。


私がガンガン話す。
翔さんはそれを聞きながらたまに饒舌になる。


こんな事私に話して大丈夫なんだろうか?と思う事まで話している。

Barに移る。

マスターも交えて会話する。

途中で痺れを切らした翔さんが、マスターが目の前にいるのもお構い無く口説きモードに入る。

私の耳元で翔さんが囁く。

『ナオの事抱きたい。めちゃくちゃに抱きたい。』

私が翔さんの耳元で囁く。

『それ言いながら、今勃起してるでしょ?』

翔さんがカウンターの下で私の手を握り、私の手を自分の股間に持っていく。

スーツ越しからも分かるギンギン具合。

私は笑う。

でも、私が出来るのはここまでだよ。














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会社員から風俗入り、結婚妊娠 ©著者:なお

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