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26章:と、ある日の出勤日PM7:00
コールが鳴り、大塚さんの席からシー君の席に戻る。
シー君『お帰りなさい♪』
私『ただいま〜』
シー君が私の膝の上に自分の着ていた上着を掛けてくれる。
シー君『寒くない?』
私『シー君ありがとう、これで暖かくなったよ(^_^)』
私『シー君、大丈夫だった?ヒマじゃなかった?』
シー君『大丈夫だよ、何にも気にしないで今はゆっくり休んでよ?タバコでも吸えば?』
私にタバコを渡してくれた。
とにかくシー君は店ではこの様に終始優しかった。
私がタバコを吸ってる間に持ち時間が無くなり、延長交渉のコールが鳴らされた。
私『シー君、ごめんね、時間になっちゃった。』
シー君『まだいていい?』
私『当たり前じゃん!凄く嬉しいよ、ありがとう。』
シー君が延長代を渡してくれたので私はそれを持ってレジに行った。
黒服『素敵なお客様、素敵なお客様、ご延長まことにありがとうございます!ナオさんお時間スタートです。』
シー君の飲み物のお代わりを持って席に戻る。
シー君『お腹は空いてない?』
私『大丈夫だよ、ありがとう。』
そこから再びコールが鳴るまでの短い時間、世間話をした。
シー君の仕事の話や、お友達の話などを聞いて和やかに過ごす。
セクキャバの中なのに、そこだけがまるで喫茶店の様な健全さだった。
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