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22章:と、ある日の出勤日PM8:00
学さんが延長した事で、諦めたのか翔さんは1セットで帰った。
翔さんの見送りの時、
翔さん『ナオはいつなら被らないのかな?被らない時にゆっくり来たいよ。』
被らない時があったとしても翔さんには教えたくないけど。と思いつつも、
私『ごめんね、お客さんと連絡を取り合ってないから、いつ来店があるか私にも分からなくて…。』
翔さん『近々食事に行ける日は無いかな?ナオとゆっくり話したい。』
私『うん、ありがとう。日程がつき次第教えるね?美味しいお肉が食べたいな。』
翔さん『美味しい肉な、店探しておくよ。ナオをいつか抱きたいなあ。』
また始まった…………………………
私はあえて返事をせず、笑顔を作り、翔さんの首に自分の腕を絡めて抱きついた。
翔さんがそれに答える様に私を強く抱き締め、そしてキスをしてきた。
店長や黒服やレジの店員に丸見えでもお構い無しな熱いキスだった。
翔さん『じゃあまた近々会いに来るから今日は頑張ってな。』
名残惜しそうに翔さんは帰っていった。
翔さんの様な方には余韻を残して帰らせるのが私のやり方だ。
翔さんが帰り店のドアが締まった瞬間、私は無表情になる。
そしてレジの横でタバコを吸う。
店長が声を掛けてくる。
店長『あと5分位したら重さんが戻ってくるよ。さっき一度来たんだけどさ、被りが多かったから40分後に来るって出て行ったから。あと、もう1人、名前は知らないけど10分後に戻ってくる予定。』
私『うん、分かった。』
私はタバコを吸い終えてモンダミンをした。
私『じゃあ客席に戻るね?塩崎さんの席だよね?』
私は塩崎さんの席に戻った。
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