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19章:と、ある日の出勤日
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19章:と、ある日の出勤日
私は2ショットキャバ嬢として週に4〜5日出勤している。
出勤する時はなるべく地味目な服、間違っても年甲斐に無いミニスカートなんか履かない。
今日は同伴×1と、店前同伴×2の約束をしているから出勤時間の2時間前に家を出た。
某駅で途中下車
駅前にある立ち飲み屋に入る。
外から中が丸見えだけど、労働者風の男性客で店内は大入り満員。
『いらっしゃい!ユウさんは奥だよ!』
『ユウさん、お待ちかねの彼女が来たよ!』
労働者風男性客の視線を受けながら、押しくらまんじゅうみたいな狭い店内を抜けて、奥の席に向かう。
待っていたのはやはり労働者風の小柄なユウさん。60代
茶色いキャップに薄手のジャンパー、スラックスに黒いセカンドバック。
私『ユウさん、お疲れ様!』
ユウさんはニコニコ笑っている。
出勤前だけど、私も焼酎とおでんを戴く。
ユウさんと私は何を話す訳でも無いが、肩を並べて飲んで食べる。
ユウさん『時間は大丈夫か?』
私『そうだね、そろそろ私は行くね。』
ユウさん『腹減るだろ?寿司買っていくからな。』
私『わ、嬉しい。じゃあ後でね、気を付けて来てね!』
私はいつも30分位で立ち飲み屋を出る。
店には一人で出勤するのが私のやり方だ。
同伴をしたがるお客さんが多く、そしてお客さんの多くが同伴ともなるとやれ食事だカラオケだ、悪どいのになるとホテルに行きたがったり…。
お客さんは同伴にゆっくり時間を使いたがるが、同伴するとポイントは付くがお金は入らない。
だから私は建前上では同伴出勤はしない事にして、馴染みのお客さんとだけ軽く飲んだりお茶したり、30分程度の同伴をして、その場で別れ、店には私一人で向かう。
私が店に着く頃には既に何人かのお客さんが私の到着を待っていてくれているので、そんなお客さんに私が他のお客と一緒に出勤してくる姿は見られたくない。
だから店には一人で出勤する。
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会社員から風俗入り、結婚妊娠 ©著者:なお
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