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12章:惚れさせても、自分は惚れた振りをしない。
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モテない君に惚れた振りをする接客は絶大な効果がありました。
指名の返りも↑は早かった。
初対面から2〜3日でのリピは当たり前、上手くいけばその場で延長からの返り際に既に翌日の予約を入れて帰る人や、初対面でお別れした後わずか5分後に『コンビニでお金おろしてきてまた来ちゃった。』と戻ってきた人もかなりいました。
この場合、初対面からのリピまでは通常のお客さんより楽だし早いけど、問題は3回目からです。
私がモテない君に惚れた(振り)設定なので、モテない君が勘違いして彼氏面し始めたりします(;´〓`)
必ずアドレスや電話番号を教えてとなり、新人だった私は指名維持の為に教えちゃっていました。
当然のごとく鬼電鬼メール、
『会いたい、店通さずに会いたい。』『お店の後で会えない?』
『お店が休みの日に会おうよ。』
ウザいしキモいの一言でした。
でも、モテない君に色恋仕掛けたのは私だし、指名維持の為に何かしら返答しなきゃと返事もするんだけど、店が終わった後のお客さんのメールに時間を費やすのが嫌で嫌で…。
この手法ってホストでも使われてるけど、ホストから色恋に近い営業を掛けられた時、女の場合はもう少し謙虚だと思いませんか?
初対面のホストから『綺麗だね、好きになっちゃいそうだけど、俺はホストだし迷惑だよね?』って言われたら、私なら見え見えの営業だなと冷えびえしちゃうけど、その営業を真に受けてしまう女性がいるにしても、女性の場合は『お店通さずに会って?』なんて言わないというか、そんな図々しい事なかなか言えないですよね。
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会社員から風俗入り、結婚妊娠 ©著者:なお
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