上がり時間は23時の予定だったのに、もう1時をとっくに過ぎている。

明日も会社行かなきゃいけないのになあと思いつつ、初めてのヘルスでの仕事で頭が興奮してた様で、不思議と疲れは全く感じず、その逆にやり遂げた爽快感を感じていた。

待機室に戻ると皆帰った後なのか、誰もいなかった。

そそくさと荷物を片付けて、待機室を出て、店長のいるお店に向かう。

店長『上がり時間が過ぎてごめんね？電車で帰らすのは悪いから、今日はタクシー使っていいからね。』
とタクシー代として1万渡された。

貧乏会社員にはその1万でさえ大金だったし、タクシー代に1万なんて貰っていいのかと戸惑った。