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8章:二番会 (14/14)




まあ…なかなか寝付けないよね。
悪意があって、ではないと思うけど。
今まで聞かされなかった話が少しずつ他人の口から聞かされる事になって
それまで言葉を知らなかった子供が徐々に賢くなっていくのに似ているような。

んーピンパブ(フィリピンパブ)の子がたまに現地の言葉で話す事があるけど、実はあれほぼほぼ悪口だって話。
ちょっとわかるようになると、現地の言葉で返事したりしてビビられるんだよね。


「こいつ、タガログ通じる、やべえ」みたいな感じ。



知らない方が良かった話だったよね、たぶん。
私は村上に何を求めていたんだろ…

全てを受け入れたいし、受け入れてほしいと思っていたのに。
叶うかもしれないとなると腰が引けてしまっている。


まあ
本人から聞いてないし、ちょっとからかわれただけかもしれないし…。

優子さん
恐るべし、だわ…。



優子さんはお昼あたりに帰って行った。



また会おうね、という言葉を置き土産にして。





私は1人悶々と明日になるのを待った。
連休の為、村上さんは妻子の元にいるから。




…と思ったら
夜中帰ってきた。



私「あれ?どしたの?」

村上「明日から仕事だし」

私「まあそうだけど」



ひっしと抱き合う。
たった2日弱いなかっただけで、何年かぶりにやっと会えたような感覚



体が沈むソファに2人で座る。

相変わらず嗅ぎ慣れない柔軟剤だか芳香剤の香りを纏う村上の隣にぴったりと座り、女子会が楽しかった、って話をコンパクトにして話した。



村上「優子ちゃん、よくおとなしく帰ったね〜」

おとなしく、は帰ってないけど色々聞いた、とは言えなかった。
若いギャルなら、「どういう事?優子さんから聞いたんだけど」って詰め寄るんだろうけど

30も半ばに差し掛かろうもんなら、ある意味怖くて聞けなくなる。
最低限、現状維持でいたいから。

話してしまえば、壊れる可能性があるから。



しばらくは「悶々」を纏いながら生活した。





しかし
違和感のあるにおいだ…。


私「一緒にお風呂入る

村上「うん




このにおいが気にくわない事をきっとわかってるのかも…。




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三十路 ©著者:愛希

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