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8章:二番会 (2/14)





東京駅についたら、村上とは別行動になる。
お土産を渡しに鶴亀に寄った。



「お、仙道じゃん。大阪に行ったんだあ。いいなあ。食い道楽の街」

私「良かったよ〜。」


野中「あ、仙道。」

私「野中、久しぶり」



野中「あ〜久しぶり。」


調理場のあの子もチラッと顔を出したけど、すぐ引っ込んだ。


私「ん?なんだ?

「あ〜、気にしなくて良いよ。ヤキモチだから。」


私「ヤキモチ

「野中の事好きなんだよ(笑)飲み会の時、やたらべったりしてたし」



私「へえ野中、モテんだ〜。あの子なんて名前だっけ」

「木島梓だよ。仙道ちゃんと同い年だよね〜」


私「お似合いじゃん、野中。野中無愛想だけど、ああいう女の子らしい子が隣いたら緩和される。」


野中「余計なお世話だ。大阪、行ったんだ?」

私「出張ね、勉強会の。」


野中「ふーん。うまくいってんの?」

私「普通〜。野中は?」



野中「微妙…」

私「可愛いじゃん。木島梓」


野中「そうか?ただのチビ…」


私「可愛いよ。」

野中「俺はまだ…」


私「…何よ」

野中「まだなんも変わってないから。」



私「そっか。」

野中「帰るのか?」


私「帰るよ。送ろうか?」


野中「あ、うん…。どこに停めてんの」

私「裏」

野中「じゃあ裏にいて。」




30分くらいして、足早に野中がきた。



野中「悪いけど、早く出して

私「木島梓?」

野中「いいから。」



言われたまま、すぐ出した。


野中「凄い車乗ってんね。」

私「会社の車だよ。秘書兼運転手だから。」

野中「あとは愛人でしょ」


バックミラーで野中を見る。


野中「図星か。いつまで続けんの?日陰の生活。」

私「関係ないでしょ今が幸せならいいよ。捨てられたら捨てられた、だから。今はとにかく幸せ。自分だけの時間も、一緒にいる時間も。」

野中「勘違いしてるだけ。気づいた時には廃人になるよ…。そんなお前、見たくないから。」





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三十路 ©著者:愛希

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