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6章:確信
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村上「学生時代なんてなんでもありだった。法に触れさえしなければね
あきらさんが結婚したい相手に出会うまで、僕の傍にいて?」
私「はい
」
もう止められない。
この日はこのまま寝た。
週の半分は村上さんが迎えに来てこの部屋で朝を迎える。
体を重ねなくても、一緒にいれば満足出来た。
珍しく村上さんが荒れた日
私を乱暴に抱いた後
全力で謝られた。
村上「ごめん…」
静かに涙を流しながら、私にしがみついた。
そんな村上をただ抱き締めた。
なおさら愛おしくなった。
欠かさず接待でうちの店を使ってくれてるし、周りから見たら何も変わらないしまさか付き合ってるとは思われなかった。
時間が経てば経つほど、会えば会うほどお互いにハマッていった。
村上「あきら。うちで秘書やらないか?」
私「え?私…なんも出来ないよ」
付き合って半年が経つ頃、村上が提案してきた。
私的には、願ったり叶ったりだけど同時に上村の顔が浮かぶ。
村上「部屋も用意するし、要は隣にいてほしいんだ。あきらさえ良ければ、だけど…」
時々自信のなさが見える。
そうして、と言えばそうするのわかってるくせに、表向きは「選んで」とやる。
ズルいけど、憎めない。
好きなうちは、なんでも許せちゃう。
私「そうする。だけど、なんの資格もないし…。パソコンだって使えないし…。」
村上「だから
居てくれたら良い。ちょっと秘書っぽく、僕のスケジュール管理とか電話対応とか、そのうち出来るようになるから。僕的には、何も出来なくて良いんだよ。免許ある?」
私「一応はある…。」
村上「じゃあ決まり♪あとは上村に話さないとね」
私「うん…」
村上「やめるなら今だよ」
私より不安げな顔で、私を見た。
私「やめない♪」
村上「ちょっと上村に
する。早い方が良いから。」
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三十路 ©著者:愛希
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