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5章:冒険
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私「あの時代の曲って名曲が多いから私でも聞いた事あったりして…」
村上「そうだよなあ。仙道さんいくつだっけ
」
私「32歳です」
村上「えっ(;゜∇゜)だよなあ〜。落ち着いてるか。そっか〜。僕もそう言えば50前だし。一緒にいてくれてるだけ凄いなあ〜」
えっ(;゜∇゜)←どっちの意味よ。
「32?意外といってんのねえ〜、はいどーぞぉ。」
村上「どーも。何か飲んでください
」
「あらやだぁ
頂きます」
用意していたらしく、すぐビールが出てきてまた笑えた。
「あたしタイプなのよ〜」
村上「覚えてないくせに
」
「だからイケメンは覚えてるのッ
久しぶりよねえ〜」
村上「3年ぶりに1度だけしか来てないし
」
「どぎついのと来たでしょ。」
村上「合ってるかも」
やっぱり、この人
ゲテモノに好かれるんだわ。
飲み終わる前に先客の2組の相手をしに行った。
村上「覚えてるっぽい」
私「ですね」
村上「そう言えば仙道さんて下の名前…」
私「あきらです」
村上「本名だったんですか
mailに仙道あきらですってあったけど、打ち間違えかと…」
私「親も性別間違えたんじゃないかなあって。お腹ん中で落としてきたのかも」
村上「え(゜_゜;)」
私「ジョークです(笑)」
村上「びっくりした(笑)落としてきた、って(笑)危うく言っちゃうとこだった。」
いやあ〜、やめてえ〜
村上さんの口からは聞きたくな…
「ちんこでしょ〜。」
村上「そーそー、ち…」
(゜_゜;)←私
村上「危ない
」
「うぶか
うぶな奴なのかぁ
」
じっとりと村上さんを見ていた。
イケメンなのにオカマ…
小顔のオカマ…
私「ちょっとお手洗いに…」
立った瞬間、ふらっとしてオカマがスッと手をひいてくれた。
そこは男
紳士的だった。
私「ギャップ
」
「あらやだつい
出ちゃうのよ、前世で男だった時の記憶が」
回転早いし。
お手洗いから戻ると、オカマ店主が村上さんにべったりひっついて座っていたから、私は手招きされたカウンターに座った。
手招きしたのは…
パグみたいなおばちゃん
着てるものはいい物だ、ってわかる。
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三十路 ©著者:愛希
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