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5章:冒険 (7/12)




ゆみ「あまりにもジッと見るから日本人じゃないと思った〜」

店主「そやね。こちらさん、日本人離れしてはる。目鼻立ちスーッとな〜」

私「純国産です…」


先客「背も高いし。2人お似合い」

ゆみはほっぺを膨らましていた。
多分自分以外が中心になるのが嫌なタイプなんだろう。


ゆみは私から見て40代後半…いや50代かなといった感じ。


ゆみをチラッと見ると、膨れっ面は直っていてブリッコキャラには似合わないような、一気飲みをしていた。


口の端からスーッと滴る水分を村上さん見ながら、指で受け止め口に運んだ。


う″わ″っ
誘ってやがる…

勿論村上は目を見開いた。



店主「いらっしゃ〜い。あ、すんません。今満席で…」


村上さんは耳元で「出ましょう」と言い私は力強く頷き、店主に「良いですよ、お会計で」と爽やかな笑顔で言った。


ゆみ「帰るの〜?」

村上「あ、はい。待ってる方がいらっしゃるんで…スイマセン…」


なぜ謝る。



ゆみ「寂しいなあ〜」

必殺ギョロ目で上目遣い


村上さん、華麗にスルー

お見事〜



村上「ご馳走様でした。」

店主「懲りずにまた来てなあ〜」

私の手をひき、足早に店を出た瞬間私は爆笑した。




村上「凄かったですね

私「狙われてましたね

村上「僕、ゲテモノに好かれるのかも…。」

私「え!?」

村上「ちょっと飲み直しませんか?今のところよりは納得出来るはずです。」



今のところよりは
意味深…



ちょっと歩いた。
手を繋いだまま。



夜の町を村上と手を繋いで歩けるなんて…
っていうか私もゲテモノか?


村上「どうかしましたか?」

私「えいや、なんでも。」




小さなビルのエレベーターに乗り込んだ。
正真正銘、2人きり。

心臓の音、聞こえてないかな。
それこそ口から心臓出そうな勢いだった。
俯いてはいたけど、チラッと村上の視線を一瞬感じたりもした。



ちょっと揺れるエレベーター
揺れてるように感じただけかなあ〜
ドキドキし過ぎて。




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三十路 ©著者:愛希

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