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4章:葛藤
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思い出した。
蜂谷優介だった、名前。
丸大でインプットしちゃったから、あだ名は丸大だな。
柔道とか言うからダメなんだよ(笑)
ガチャガチャ
いつも通り出迎えない。
私「お疲れ〜、久しぶり〜」
紗英「お疲れぶり〜」
(;´〓`)
紗英「何その顔」
私「略すかね。」
紗英「良いじゃん(笑)」
ぷしゅっ
紗英「うぇ〜いっ」
私「(^^;で、どうだったの丸大とデート」
紗英「優介」
私「お?」
紗英「当たり」
私「良かったじゃーん。」
紗英「紹介するよ、近いうちに」
私「丸大って呼んだらごめん、って言っといて」
紗英「言ってある。今度友達紹介するけど、柔道って言ったら丸大ハムって言ってたって。」
私「なんだって?」
紗英「言われた事あるってさ(笑)」
私「じゃあ、いっか。」
紗英「良くない
image大事
」
私「若い子じゃないんだから。」
紗英「年寄りではないし。」
私「…まあね。どうなの」
紗英「まだなんもないし。」
私「あら。即、じゃないんだ?」
紗英「じゃなかった。勝負下着だったのに」
私「やだあ
あれ、まじで言ってたんだ。っていうかさあ。おめでと
」
紗英「ありがとぉ」
終始ニヤついていた。
私「あのさ」
紗英「ん?」
私「明日、村上さんと食事なんだよね」
紗英「おぉ。勝負下着にしなね」
私「しねえし。持ってないし。私はそういうキャラじゃないの」
紗英「だから良いんじゃん。ギャップ萌え狙いなよ」
私「いやいやいや。明日はないよ。初デートだし、だいぶ大人だし、最初はさすがに避けるでしょ〜」
紗英「わかんないよ〜。案外独占欲強いかもしれないじゃん?」
私「そう言われてみたら。仲間が私の尻を撫でる訳さ。それ阻止してた。やんわりと全力で。」
紗英「見込みありかもね。」
私「よめない。」
紗英「よめたらつまんないでしょ。」
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三十路 ©著者:愛希
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