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4章:葛藤 (3/6)




野中「なあ」

私「ん?」


野中「仙道の好きな奴ってまさか既婚者?」


…。




私「なんで?」

野中「なんとなく…。」



微妙な空気が流れる。



野中「不倫はやめとけ。」

私「しないよ。」

野中「お前が不幸になるだけだから。」


私「…。」

野中「なんだよ」


私「詮索しないで?」

野中「してねえし」

私「ならいいけど。安心して。私…彼氏作る気ないからさ。今は片思いでいいの。」


野中「ふーん…」



今、野中はどんな顔してんだろ。
あんたのせいでノーパンなんだから。



痴女だよ、これじゃ。




野中「送ってくよ」

私「今日はいい。」



1人でいたいから。





野中「わかった。」


帰り道
携帯ばかり気にした。
村上さんからがくるか、と期待して。




家につき、化粧を落とす。
今日は紗英はデートか。



連絡しないどこう。





村上啓治






おおきたあ



村上「今日はすいません。前中さんがちょっと。」

「大丈夫です。着物好きな人多いですから。」

村上「僕も着物は好きですけど。」


「良かったです。」



村上「近いうちに食事しませんか?」

「是非


ガッツポーズ(o^-')b



村上「いつにしますか?希望の日ありますか?」

「基本的には日(祝)休みなんです」


村上「平日びっちり?」

「今月は来週が店休です」


村上「その日予定は

「ありませんよ。」


村上「いかがですか?」

「是非




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三十路 ©著者:愛希

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