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8章:1人目の悪魔 (2/9)



結花の家へと向かう。


いつもは楽しい
道のりだけど


たった、7〜8分の距離が
足が重く
とっても遠くに感じた。



下を向いて
辛そうに歩く結花の手を
ギュッと握って


「大丈夫!あたしがいる。」



うん。って
不安げな顔で頷く結花の手は
あたしの手を
強く握り返してて、

手から伝わる感情で

あたしは
一層結花パパを疎ましく思った。



「いくよ?」


玄関の前、
チャイムを押す確認。


無言で頷く結花を
力強く見て
あたしも頷き


ピンポーン



数秒後、何も気づかない結花ママが
いつもの笑顔で


「おかえりー!」と

出迎えた。


開かれたドアの奥、

ひとの気配がする。



ゴクン



あたしは、生唾をのみ
未だ強く握られたままの結花の手を引いた。


「おじゃまします!」





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らぶ ©著者:obushin

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