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4章:堕天使 (1/3)

4章:堕天使

さやかは、見るからに普通の女の子だ。

実年齢はわからないが、20代前半と思われる若さである。

話していても、俺がイメージしていたソープ嬢とは全てにおいて、かけ離れている。


風俗の中でも1番きつく、「この世の果て」といっても過言ではない世界に足を踏み入れている。


なんで、ここまで落ちたんだろう。

自分を売ってまで金が必要な事情ってなんだろう。

金を得るために何を失ったんだろう。


こんなことを考えながら、事に及んでいた。

そして、さやかだけでなく俺自身もソープの客という立場に堕ちていることに気づいた。

堕ちた者同士、傷を舐め合うのも悪くない。

そして、可愛い顔をした華奢なさやかが、とても愛しく思える。

きっと、こんなことを考えているなんて思いもよらないだろう。


さやかは堕天使なのかもしれない。

自由意思で堕落した天使・・


「さやかちゃんて凄く可愛いね!」

「そんなことないですよ!」


精一杯の笑顔を俺に向けてくれるさやかは、どんな事情があろうとも、俺にとっては天使だ。

こう思えるまで、そんなに時間はかからなかった。






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ソープランドについて考えたときに僕の考えたこと ©著者:新世界

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