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3章:登楼〜泡の国へ〜
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3章:登楼〜泡の国へ〜
「うぅ・・頭が痛い」
ふと目を覚ますと、時計の針は午前10時を指していた。
昔の事を回顧し、酒を飲み過ぎてしまったようだ。
水を飲み、喉の渇きを癒す。
そしてまた寝る。
夕方になり、ようやく2度目の起床を迎える。
風呂に入り、爪を切り、入念に舌を磨き、歯磨きをする。
歯間ブラシを使った後に、マウスウォッシュで仕上げる。
うがい薬でうがいをする。
それから髭を・・きりがないのでこれくらいにしておく。
昔から、身だしなみには気を使っている。
ソープ嬢に会うからと、特に気合いを入れているわけではない。
クローゼットから久しぶりに出したブランド物のジャケットを着てみる。
「今日はこれで行くか」
病的な恋愛体質を患っている鳥が、籠の中から羽ばたこうとしていた。
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ソープランドについて考えたときに僕の考えたこと ©著者:新世界
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