薫が正社員にはなって、初めての給料を手にした。その初給料で、大好きな焼肉を奢ると言う。

それは、一人前になれた、と言う薫の誇りだった。

りぃ達三人は、そんな薫の気持ちに応えるべく、その週末、焼肉をご馳走になる事に。

バイキングで解放的な雰囲気の中、ﾐｸﾞも純もやはり酔っ払いと化した。

そんな中、薫だけは相変わらず酒に酔う事は無く普段通りだったが、りぃがあのバッカスの話しをしても、記憶にさえ無い様だった。

もう、解離する薫は居なくなったのだろうか。