ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

108章:【59】 (1/2)

108章:【59】

見慣れた、懐かしい土手に座る。


あれから、部屋にお墓を購入している書類が出てきたと刑事さんから連絡がきた。

場所は…
おばあちゃんの土手のそばにある、墓地だった。

流星らしい、これからの居場所だ。


今日は、納骨をしに来た。

お葬式は密葬にし、お兄ちゃんと私だけで行った。

「流星…?
今日も空は綺麗だね。」

お骨を優しく撫でながら喋りかける。

後ろから気配を感じ、振り向く。

「ここ…お前達の思い出の場所なのか?」

お兄ちゃんは、太陽の光で目を細めながら言った。

「うん。2人の大好きな場所。」

「俺も…1度だけ連れてきて貰った事があるよ。」

「えっ⁈あゆ…。」

「時間だ。行こう。」

お兄ちゃんに言葉を遮られた。

あゆみさんが、お兄ちゃんを連れてきたんだね。

あゆみさんにとって、お兄ちゃんはホストとしてだけでなく、大事な人だったんだろう。

お兄ちゃん…。
あなたにとっては、どうだったのかな…。


556 /559

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.